新受験方式! TEAP(ティープ)って何?
こんにちは、武田塾成城学園前校の小林です!
さて、今回は TEAP についてす!
「なにそれ?!」 「なんて読むの?」 などという反応の人もいることでしう。
ティープ と読むらしいです。
ディープじゃないですよ!
これを受けると、入試で英語がなくなるそうです!!
簡単に説明しましょう。
↓
《Test of English for Academic Purposes》の略。
大学での学習や研究に必要な英語運用能力を測定するための試験。 対象は高校2年生以上(厳密には、TEAPのHPを参照)。
年に複数回受験でき、取得したスコアは一部の大学・学部で入試に利用できる。 上智大学と日本英語検定協会が開発し、平成26年(2014)から実施。
難易度は英検準2級~準1級程度。 上智大・立教大・関西大・中央大などが入試に採用している。
まだできたてのほやほやの入試制度です。
この試験の大学受験シーンにおける意義とはどんなものなのでしょうか?
考えてみるに、TEAP 試験では、「書く」「話す」「読む」「聞く」といった技法がテストされます。
このうち、これまでは「書く」「読む」が偏重されてきました。
しかし、それでは現在のグローバル時代に対応した人材を集めることができなくなってきているということなのかもしれません。
入試でもっと「話す」「聞く」といった能力を要求すれば、学生達もそれらの能力を磨いてくるでしょうから、そもそも入り口の時点でしっかりとメッセージを送る必要があるのでしょう。
ただし、「聞く」「話す」といった能力の試験は結構手間がかかりますので、これまではあまり実施されてきませんでした。「書く」についても、大学入試では200語程度の英作文すらもほとんどありません。それも、手間のせいでしょう。 これらをTEAPが肩代わりしましょう、ということですね。 これがうまくいけば、もっと大学ではグローバル時代に合った人材を取ることができるようになるのかもしれません。
その一方で、受験生や高校はその傾向に対処していかなければなりません。
では、TEAPの中身はどんなものでしょう?
試験日程は、年に3回あります。
2015年は、 第1回 7月19日(日) 第2回 9月13日(日) 第3回 12月13日(日) です。
受験パターンも選べます。
4技能パターン Reading / Listening + Writing + Speaking 15,000円
3技能パターン Reading / Listening + Writing 10,000円
2技能パターン Reading / Listening 6,000円
試験時間です。
リーディング(70分)
リスニング(約50分)
ライティング(70分)
スピーキング(実際の時間は約10分)
あと、スコアの有効期間があります。
受験した年の次の年度終わり(3月)までです。
点数は、各100点満点で、合計が400点満点となります。
出願基準というものもあります。
立教大学 226点
上智大学 90~130点(学部で異なる。Reading、Listeningのみ)
中央大学法学部 140点(Reading、Listeningのみ。)
青山学院大学(4技能、226~300点以上。詳しくはHPでご確認ください。)