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「偏差値」について

今日は、受験生の皆さんにはかなり馴染みがある、偏差値についてのお話です。

「偏差値が低い」「偏差値が高い」「偏差値を上げなくちゃ!」

このように、言われるのをよく聞きますよね。しかし、「偏差値って何?」と、改めて聞かれて、しっかり答えられる人はそんなに多くはないのではないでしょうか。

そこで、今日は「今更聞けない!!偏差値について」説明させていただきます!

◆偏差値の定義

簡単に言ってしまうと、統計により自分の学力レベルを知ることができるものです。難しいですかね。もう少し具体的に言うと、模試を受けた人の中で、自分はどのくらいのレベルにいるのか算出してくれるものです。

そのため、テストの難易度や受験人数に左右されることなく自分が受験生の中でどの位置にいるのかを正確に把握できるのです。

◆偏差値の計算方法

偏差値の具体的な式は、

10×(自分の点数-平均点)÷標準偏差+10

となります。この式にある「標準偏差」とは、点数のバラつき度合や分布状況を示しています。

ちなみに標準偏差を出す式は

√{(各受験生の得点-平均点)²の総和/受験人数}

となります。ややこしくてすいません…模試を受けに行くと、これらをやってくれるので是非活用したいものです。

◆偏差値を上げるのは簡単?

よく「偏差値を10上げる!」というフレーズがありますが、それが意外と簡単な場合とめちゃめちゃ難しい場合があります。

それは自分が現時点で、どのくらいの偏差値か、によるのです。

例えば、現時点で

「偏差値40の人が、偏差値50にする」のと「偏差値60の人が70にする」

のは違う話になるのです。下記に正規分布を表示します。

偏差値50→上位50% 50000人

偏差値55→上位31% 31000人

偏差値60→上位16% 16000人

偏差値65→上位6.7% 6700人

偏差値70→上位2.3% 2300人

偏差値75→上位0.6% 600人

こちらを見てもらうと、偏差値60から65にあげるということは2倍以上の人数を追い抜くということです。すでに上位にいる人を、自分の力と時間をもって半数を追い抜くにはそうとう努力が必要になります。偏差値65から70だと、3倍以上の人を追い抜くことになります。

偏差値上位者は、既に勉強に相当な努力をしている優秀な集団です。それに追いつき、そして追い抜かなければ偏差値が上がらないということになります。

◆偏差値で志望校が決まる?

模試の結果が返ってくると、皆さん一喜一憂します。それで自分の受験が決まってしまうかのように感じてしまうのでしょう。しかし、偏差値とはあくまでも一つの指標にすぎません。

参考にすべきことは多いのですが、それだけで決まってしまうものでもないのです。選択した教科によっても、偏差値が出やすいという模試もあります。

◆模試を受けた後、大切にすることは?

志望校の判定を見て終わりにしてしまう人が多いかもしれませんが、良くても悪くても、自分が解けなかった問題は確認しましょう!そして反省点を見つけて、解決策を探しましょう。

模試の結果には、その科目のどの単元が取れているのか取れていないのか書いてあります。そこは必ずみるべきです。

取れていない理由が、時間がなかったのか全く分からない問題だったのかも確認しましょう。模試を受けっぱなしにしてしまうと、どのような問題があったのか何が解けなかったのか忘れてしまいます。忘れる前に、自己採点と解き直しをしましょう!

◆最後に

模試を受けて偏差値を確認することは、客観的に自分を把握する良い機会です。

自分で勉強していると、周囲との差があまりわからないでしょう。それがわかることが勉強を続けるモチベーションになることも多いです。また、前に解けなかった問題が解けるようになると、勉強した実感が感じられます。

しかし、模試を受けてみると点数は上がったのに偏差値が上がらないということはあります。それは、自分と同じかそれ以上に勉強した周囲の受験生がいるからです。

自分の現状を把握するために、模試は活用しましょう!

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